１冊の本が、ウォーキングスタイリストになるきっかけでした。
歩きの質を変えるだけ！生活の中で無理なくダイエット
20代の頃は、児童館で学童保育の先生をしていました。
もともと動くことが好きだったのと、運動すれば「健康になれる」「痩せられる」と信じていたので、仕事終わりにスポーツジムで汗を流すというのが日課でした。それなのに、なぜかいつも体が疲れていたんですよね。
そんなある日おばから、よかったら読んでみてと渡された本が、デューク更家の著書「1mウォーキング・ダイエット」でした。
ウォーキングでダイエットと聞くと、たくさん歩くことをイメージされる方が多いと思うんです。私も以前はそうでした。でも読んでみると、歩く「量」ではなく、歩きの「質」を変えましょうという話しだったんです。だからタイトルの「１m」というのは、お家の中でできますよって意味なんですね。
その時はたった１mで効果なんて出るわけないって思いながらも、本の通りに自分でやり始めたら、体が軽くなってきて、ジムに毎日通っていた頃より元気になったし、少しずつ身体が変わってきたんです。「正しく立って、正しく歩く」この基本の２つを抑えて、歩きの「質」を向上させるだけで無理なく健康的に、自然と引き締まってくる。決して痩せている事だけが、美しい事ではないとも気づきました。
自分の実体験から得た喜びと感動を地元の皆さんにも感じてほしいという思いから、私はウォーキングスタイリストの道へ進むことを決めました。
人との関わり方など、惜しみなく教えてくれるデューク更家師匠
師匠は研修でハード面だけでなく生徒さんへの接し方、人や親との関わり方などソフト面についても、自身の豊富な知識と経験に基づき、惜しみなく話してくれます。
今の自分というのは、師匠からの学びや影響によるところが本当に大きいですね。
金沢に教室を開いたばかりの頃、集客面で苦労していた私に師匠は「辛抱しろ、辛抱しろ。お前はもう少ししたら芽が出るからな」って言葉をずっとかけてくれていました。MUSEに所属した事を報告した際には、「ああ、やっぱりな、これからやで」って言ってくれました。
10年やってきて、40歳になる手前に、師匠がかけてくれた「これからやで」という一言にすごく勇気づけられたし、ありがたかったですね。厳しい人ですが、厳しさの中には優しさと、仕事をうまくまわしていくためのエッセンスがいっぱい詰まっているのだと感じます。
テレビ出演など、MUSEが、仕事の幅を広げてくれました。
MUSEの良さを一言でいうと「自由」ですね。自分のウォーキングの仕事をベースとして、それに付随するような仕事もたくさん紹介してくださるので、枠に縛られることなく自然と仕事の幅が広がっていくように感じます。例えば私の場合はテレビ出演ですね。
今、HABの「２時はどきどき５ch」という番組に２時どき応援団として月に３回ほど出演させていただいてます。それから、CMのお仕事も３社ご紹介いただきました。生徒さんにも喜んでもらえますし、本業の仕事依頼も増えましたから、反響は大きいですね。
また、働く時間に合わせて契約を柔軟に結べるところもMUSEの魅力だと思います。所属した当時は私も相談しながら空いている時間に単発の仕事をうまく埋めてもらっていました。MUSEにはある意味、自分の夢の応援をしていただいた感じです。
一生かけてデュークズウォーキングを広めていきたいですね
仕事は自分の生きがい、誇り、喜びだと思っています。きれいごとに聞こえるかもしれませんが、やっぱり仕事あっての自分ですから。だから逆に、他の人でもできる仕事だと思うと、自分の存在の意味を感じられなくて、別に私でなくても良いのかなっていう気持ちになってしまいますね。
我がままで片付けてしまうとそれまでなんですが。自分の意志で進み、続けている仕事であるからこそ、大変だと思った事はないですし、悩む事とか難しいと感じる事もほとんどないんですよ。能天気なだけかもしれないですけど（笑）、自分次第なのかなと。
今後の夢は、高齢化が進む社会で「歳だから…」と年齢を言い訳にする意識を変えていきたいですね。年齢が高くても、できる事、輝ける事はたくさんあると思うんです。そのためにデュークズウォーキングをもっと多くの人に伝えていきたいですね。私は一生この仕事を続けてくと思います。